映画「ピーターラビット」感想評価みどころ

ポスターのキャッチコピーで「ケンカするほど、好きになる」と書いてあったが、それは間違いだった。あれはケンカじゃない。戦争だ。きっかけはSNSでフォローしている方のコメント。この人以外にもレビューやSNS上で中々に過激な評価が並んでいたので興味を引かれたので見に行くことにした。いざスクリーンに行ってみれば、そこには子供連れのママさん方が思っていたよりずっといた。まあしょうがない。ピーターラビットの映画だ。ポン〇ッキでもアニメをやっていたので知名度は抜群。子供にも刺激が少ない描写ばかりになるだろう。連れてきた母親たちはこう思っていたのではないか?そして上映開始。なんというか、度肝を抜かれた。トーマスとピーターのバトルのもの凄いこと。お互いが殺意を込めて攻撃していた。原作を見ていた人であれば、精々サ〇エさんにいたずらするカ〇オくん程度のおイタだろうと予想していたのに、実際はト〇とジェ〇ーでやるデフォルメを殺し屋のメンタルで実写で展開していた、と言えば分かり易いのではないだろうか。まあ分からなかったとしても、とにかく見れば理解できる。そのぐらい強烈だった。余談になるが、一緒の回で見ていた子供たちはゲラゲラ笑っていた。こんな幼い子を笑顔に出来るのだから、この作品はとっても素晴らしいに違いない(白目おススメ理由として先にも述べたように、とにかく強烈なバトルに尽きる。「勝利か死か」で相対しているので攻撃力が一々高く、それを見ているだけで結構スカッとできる。CGで描かれたウサギたちもキュートで、彼らの奥に眠る残虐性を余計に際立たせていた。ウサギ以外の動物たちも個性が強くてポイントが高い。日本語吹替版でピーター役にクレジットされたのが俳優の千葉雄大氏だったが、中々に上手く吹き替えしていたと思う。劇中で流れる歌も彼が歌ってたのだが、こちらも大変お上手で吹替版でも楽しめるのも評価すべき点であろう。ちなみにイチオシのキャラはピーターの妹たち。みんなカワイイ。そしてアホ。アホカワイイ。良くない理由としてやっぱり過激過ぎる表現だらけなことか。アニメを見て育った世代であればあるほど、今回の強烈なピーター像に嫌悪感を抱く人もいるだろうな、とは薄々感じた。また作中で、アレルギー体質のトーマスにアナフィラキシーショックを引き起こすところは正直引いた。狙ってやろうというヤツはいないと思いたいが、考えなしな者が面白半分で真似しそうと危惧してしまった。レビューでもそこを気にしていた親世代が多かったので、そこはやりすぎだったのだろう

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